2010年07月25日

見つめ合う、それは攻防戦。





子供は嫌だ。
好奇心で、それだけで人を見つけ続ける。



大人は下世話な好奇心か、程度の低い探究心しかないが、子供は天真爛漫な好奇心を持ってて、それがないこちら側の人間からしたら、そんな目で見つめられるのは恐怖なのだ。




  今日のお子様はまた質感の違う感じだった。
 
 
 


 今回に限らず、いつものことだが、万が一、ないないのブログを全く知らない人が読んだときのことを考えて書いておく。
 
 一個人の感想を書いているだけ、社会正義はない、社会通念上これはいかがなものかと思われる人もいるかもしれない、そういう人が読むことを念頭において書いているわけではないので、気分を害した場合は申し訳ないと思うが、一個人はこの程度と諦観の姿勢を崩さないでほしい。
 理不尽極まりない文面だが、怒らせたらごめん、好き勝手思ったままかいてるだけだからということだ。


 




今日のお子様はまた質感の違う感じだった。




というか、家族全員がすごく無理めだった。
お客様を選んではいけないと、サービス業では口酸っぱく言われるが、それはいい。
かわりに、お客様を品評するのは許していただきたい。




携帯電話の登録、組み立てが完了し、商品をお客様に引き渡す。
お父さん、お母さん、お兄ちゃん、妹と、家族総出で来ていた。

使い方や電話帳の移行について色々と聞きまくるお母さん
使い方を説明しながら、電話帳を赤外線移行する方法を案内し、そのまま赤外線移行をするとにした。
だいたいこういうとき、実際に使う人が真剣に聞いてその他メンバーはケータイをいじったり兄弟同士でじゃれあったりするが、違った。
全員が、似たような面構えの四人がぴったりくっついて、操作中の携帯電話の小さな画面を覗き込んだ。




そう、プライベートスペースの感覚がないのだ。

そして、特に小学校中学年くらいのお兄ちゃんが、プライベートスペースどころか、何もない、虚無寸前の瞳。
引き渡しのため、お席にかけていただき、説明をしながら携帯電話を操作している間ずっと、50センチほどの距離で、彼は私を見つめ続けた。


こわい、こわい、こわい。


じぃーーと、見られている。
視線が私のこめかみを刺す。


お母さんにお話している私を見つめ続けた。





なんでや?




パニック。
ぞっとしてきた。



だが、急に心のスイッチが切り替わった。
見返した。
見つめ返した。
お母さんに説明を施したあと、家族全員を舐めるように見て、一人一人に目を合わす。
最後にお兄ちゃんの目を見て私は、にこっと笑った。




と、思う。あんまり笑うの得意じゃないけど。



お兄ちゃんは目を逸らした。
勝ったと、思った。


27歳の負け犬女が小学生の少年を笑顔で睨み付け、たじろぐ風体を見て、溜飲を下げ、
ほくそ笑む。



天使と称されるナイチンゲールのような女がいるのだ。
悪魔同然の女もいる。
キュリー夫人のような努力家かつ秀才がいるのだ。
 いろんな女がいるのだから、上があれば下もいる。
 
 秀逸な馬鹿野郎な私だって、いても仕方ないし。多分、存在価値はあると、声高に伝えたい。





その後も、少年は私をじっとりと見続けた。



 性も懲りずにこの野郎と、私も少年に目を向ける。
 「ん?どうしたのかな?」くらいのテンションで見つめ、首をかしげる。


 もし、自分を相手を、穴が開くほどじぃっと見つめていて、相手が自分の目線に気付いて振り返り見つめ返したらどうだろうか、照れたり思わず目線をそらしたりするものではないのだろうか。


 先ほど、少年はそうしたのに、今度は違った。
 ただ見ていた。
 目線は確かに私の顔面に注がれているのに、私の目線は無視できる。
 これが新人類?

 矛盾した動作、というか、自分の予想できない動作に、私は肝が冷えた。



 自分の半分以下しか生きていない、そう年端も行かない子供に怖気づいてしまった。



 
 私は、目線の正体は、子供の屈託ない好奇心ではなく、こちらと感情がもつれあわない人型の何かであることに気付いた。
 わずかばかり、身の危険も感じた。
 なるたけ早く説明も終わらせて、お客様に不明なことや質問はないか、再度確認をし、そそくさと帰路へ、全員退散を促した。


 少年は最後まで私を、どんよりと見続けた。



 
posted by nainai at 22:35| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな人いた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/157433012

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。