2011年07月11日

夢市にいこう




ガラクタばかりが売り買いされるなかで、綺麗な夢が埋れていて、びっくりする。
蚤の市で見つけた、叶わなかった夢の綺麗さに、びっくりする。



友達のゆかちゃんは将来はこんな仕事をしたかったが、親は認めてくれなかった。
とよくぼやく。



確かに自分の夢を親に支援してほしいとは思う。
金銭的にとかじゃなく、共感して、気持ちの上で支えて欲しいと思う。



でも、彼女はもう26歳だ。
高校や学生時代に駄目と言われて断念して、望みもしない仕事を不服満々で続けて、まぁ大変なのだ。


夢が叶わなかったのは、親が反対したからではなく、親に反対されたことに対して対抗しなかったからじゃないかと思う。




親は夢を叶える障害かもしれないが、大した障壁ではなくむしろ第一関門でしかない。



ネイリストになりたいというが学費を貯めてきた訳ではない。
人脈も築いていない。




大きな夢に立ち向かうことで、うしなうものは多いだろう。

夢を諦めて、嫌々生きていてもうしなうことは常に続く。

親を説得できなかったのも、お金を貯めて自力でがんばらなかったのも、少し人よりストレスに弱くて浪費家なのも、彼女は自分で責任を負わないといけない。


同様に夢を叶えるために支援する親にも責任があり、夢を諦めされた親にも責任がある。



そして、彼女が夢半ばに生きていることを語る時、叶わなかった夢の綺麗さに呑まれて、そうだねそうだねと、生返事をしている私にも私の責任がある。




何もして来なかった。
悪いことをしたわけじゃない。
何かを得ようとして他人を蹴落としたり、何かになろうとして誰かを切り捨てたり、犠牲の元に幸福を描く人に対して、何も身につけず向上せずひとりぼっちで気ままに生きてきたツケを払わないといけない。
それがひしひしと感じられ、私は30代を迎えるのが怖いのだ。



失うものは何もないのに、得られる可能性もやはり同様になく、努力しなかった時間の長さも罪に問われるようで本当にすくむ思いだ。



どうにかなるんだろうか。
ゆかちゃんも私も。
posted by nainai at 02:31| 奈良 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ないない論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分の業界は夢を追う人の集まりみたいなモノですから…。
こちらの業界の現実を言えば夢がかなわない人が9割以上です。
何十人もの挫折を見てきました。
30歳くらいで諦めて 工場にやっと就職する…そういう人を何人も見送ってます。
自分には何も出来ません。

新しく入ってきたアシスタントに厳しい現実を伝える事くらいです。
うむ〜。
Posted by マンガ家 at 2011年07月11日 09:52
>マンガ家さん


こんにちは、いつも書き込みありがとーございます。
確かにマンガ稼業は一握りの人しか儲からないし、まぁそもそもなれないし。


夢敗れた人も悲しい。
夢に敗れてありきたりな仕事のキャリアを積んでこなかったせいに仕事がないとか…。
夢に向かわなかった人は別にだからといって状況が変わらないわけじゃない、諦めて背負うものがなくなるわけじゃなく、結局夢を追い駆けなくても辛い人生は以前と変わらず待ち受けているんだなーと。

アシスタントの人なんて絵がうまそうだし、色んな作家の作業手伝って仕事口困らなさそうな気がする??甘いのかな(´・_・`)
Posted by ないない at 2011年07月12日 00:43
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