2008年05月31日

元レサーの証言

 
 
 
 こんにちは。
 いかがお過ごしでしょうか??

 
 今日は、ちょっと残業してしまいました。
 もったいないことをした・・・と思っていたら、商品管理室の東山さんと武本さんに会いました。


 私、この人たち好きなんですよ。
 どれくらい好きかというと、大勢の飲み会があったら、隙を見て、こそこそ寄っていくぐらい好きです。
 飲み会やったことないけどね。
 そう隅っこで好き勝手やってるおっさんたち、しかも色気のかけらもない話で数時間潰せる人種なんだ。
 今日、会ったときも、こんな感じ。


  
 
 
 
  「ないないちゃん、自分給料日いつかーい?」
 「25日ですねー」
 「って、先週やん?!なんで、お金ないの??」

 「いや、お金は銀行にちゃんとあります。
 うちは財布がないんですよー」

 ないないの阿呆丸出しは本当にすみません。
 皆さん、普通の20代の女の子はこんなに自己管理能力低くはないので、希望を持ってください。
 というか、むしろ私に自己管理能力の向上という夢を見させてください。


 「財布、なくしたってどこで??」
 と武本さん。
 「たぶん、車の中」
 「じゃあ、車を探せー分解して探せーそして、見つけたら財布の中身の110%が俺の取り分な」
 
 「いや、武本さん、分解しちゃ駄目です!ってか、110%っておもっくそ、うちが武本さんに貢いでますやん?!」

 そこで、私は、リコールハガキがきていたことを思い出した。

 「そういえば、車のリコールハガキが来てたんですよ」
 「へぇーそら早いとこいかないかんでー」
 「たしか、車のドアのあたりの接続部分がね、不具合とかで、たいした感じじゃなかったですよ」

 「あー」
 東山さんと武本さんの声がハモる。
 「それは30分くらいで済むね
  それは30分くらいで済むね」

 と。
 東山さんは元車の修理工。
 武本さんは元レサー。


 そんでもって、武本さんは私の近所に住んでいるおっさんだ。


 「武本さん、仕事はもう終わったんですか?」
 
 ないないの笑顔なのに強制的なお誘いで、一緒に帰ることに。
 武本さんの車の助手席に乗り込む、電車代が420円浮くことになる。




 あんまり車の運転とかはよくわからんが、武本さんは信号が嫌いなので、基本裏道。スピードは一定、だが、スピード狂らしく隣りにいるだけで心臓が飛び出そうになる。


 「なんで、そんなレサー辞めちゃったんですか??」
 武本さんは、レサーは年間数百万つぎ込んで優勝して2,30万貰える道楽的な仕事だ、F1レサーはそりゃあ儲かるけど底辺のレサーは儲からない、普段営業をやってレースに出るのも大変、スポンサーも2,30社ついてやっとこさレースに出れると、楽しそうに昔の仕事の話をしていた。
 ので、そんな楽しい仕事をやめて、それで存在している今という時間はもっとすごくいいのかなと思って、聞いてみた。


 「まぁ、レースはもともと副業だったしね」
 
 武本さんは少し言葉を濁した。
 「・・・(ぁー)」
 また失言の神が私に舞い降りてしまったらしい。
 人にはいろいろ事情があるんだよ、そんなこと突っ込んで聞くなよーと反省していたら、
 「そんときは、レースでお金多いときで300万はつぎこんでいたかなーそん時付き合っていた彼女にも苦労かけたよ」
 武本さん、内臓脂肪がないないの3倍はあろう巨漢。
 今、嫁がいるのは知っているけど、それ以外にも恋愛してたんだ。
 いや、レーサー時代は小さい車に乗らないといけないから痩せていたのかも、とないないの頭の中は失言だらけ。
 
 「でも、レースを辞めたのは、彼女がきっかけでねー」



 なんか、感動フラグなのか。

 走り屋が彼女に苦労を掛けながらも、走り続けしかし、立ち止まったのは、彼女ゆえだったって。
 感動しそうな空気を引っ張ってしまった。
 以下の武本さんの話は本当か嘘か、わからん。
 実際の行動なら、やべェ。
 フィクションなら、武本さんは数年以内に作家。

 
 
 
 当時付き合っていた彼女に苦労を掛けながらも、レーサーの仕事をしていたが、彼女のガンが発覚した。
 苦労を掛けたから、そういう訳じゃないけど、武本さんはレースをやめ、数百万の投資を彼女のガン治療に投じた。
 一千万稼いで、阿呆みたいに働いたらしい。
 年間500万の治療費で新薬を使って、3ヶ月の自宅療養、状態がよくなってきたら二人でいろんなところに出かけたらしい。
 その苦労は報われず、3年で彼女は他界したそうだ。
 数ヶ月で尽きるであろうという彼女の命を3年に延ばした。
 
 「3年だけだったけどねー、まぁ彼女の親が治療費1銭も出さないつーから、ふざけんなー自分の娘だろーがって、それで俺が働いて出せるだけ治療費出して、行けるとこいっぱいつれてった」
 

 
 
 本当でも嘘でもいいんだけどね。
 
   

 
posted by nainai at 06:00| 奈良 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | こんな人いた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわー、武本さんマジでかー。感動して鼻水出そうになったわ。

僕にはそんな状況ありえないな…同じ状況なら僕が必死に数百万稼いでる間に彼女の両親がぽーんと大金出すこと間違いなし。

なんか感動しない話になりそうだ…。

Posted by 黒猫 at 2008年05月31日 10:41
>黒猫さん
武本さんはただものじゃないからー

親も必死、彼氏の黒猫さんも必死でお金つくって延命施してって話もいい話です。

ようは支え合いがあるかないかなんで
Posted by ないない at 2008年05月31日 12:06
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