2011年03月12日

頬をつつけば


 

 
 
 些細な行動が、一瞬であっても、人を深く傷つけることがある。
 
 
 
 
 ある人が、ある女の子の頬をつついた。
 私はそれだけで、胸の奥にしまっている小さな真っ白な球体の形をしたものをがりがりと、獰猛な動物の爪でこそげ落とすように傷つけられた気がした。



 私はその男性が好きなわけではなかった。
 私は、その女の子と特別交流があるわけでもなかった。




 そこはいつもの職場で、もう夜の7時前。
 スタッフも帰ろうかというタイミングだった。


 男性スタッフはあ〜暇だなぐらいのテンションで、丁度方ぐらいの高さにある女性スタッフの頬が柔らかく肌理細やかな風合いを眺めて指先でつついた。
 女性スタッフはまだ23,4の女の子らしいリアクションで、「もうっ」と膨れ、手を払った。


 男性スタッフには長く付き合っている彼女がいたし、女性スタッフには最近付き合いだして半分同棲状態の彼氏がいた。
 そんなのなのに、職場ではこんなにしれーと異性同士でスキンシップをするなんて・・・。




 っていう生娘のような理由で、軽く切れたりするの、私くらいですかね。
 



 そやな。
 こだわっている私に、切れる人のほうが多勢だろう。
 
posted by nainai at 02:06| 奈良 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

怖かったので、更新





今日はほんとのほんとのクレーマーさんが来た。
あれ、この方々、ヤクザやないの?
ヤクザの下っ端やないの?




多分、合法的ではない活動がメインの会社員の人たちだと思う。




一年使い込んだ携帯電話を持って来てお気に入りの着うたが聞けないという理由で初期不良交換を要求。
出来なければ、携帯電話は要らないし本体代金は払わないという難癖には、横暴さがあまりにも突き抜けていて、ハイエンドクラスの悪意に、ランク感すら感じてしまう。



使い古しの携帯電話の代金を払っていただけないなんて、ひどい話だ。

着うたが聞けないくらいで怒るだろうか。





結局、話がこじれこじれて、解約することになった。
解約した瞬間に、お客様は怒髪天を衝く勢いで怒り散らした。
何を勝手に解約しとるんじゃーー!と、なった。



携帯電話が不良品という難癖から始まり、タチの悪い脅しがかった動きでスタッフを精神的に追い詰め、解約せざる終えない状況にしてから、今度はうちの店のスタッフが行ったことを
非難する。





内容がぶつ切りでざっくりしか書いてないので、なんで??となるとは思いますが。




怒鳴り散らしてて怖かった。
どんなに怒っていても声を荒げないで欲しい。
まぁあの人達は声を荒げて、自分達の思うように動かそうとわざとびびらせているんだけど。



みんなはあんな怖い人たちに立ち向かっていけてすごいなァと思う。


posted by nainai at 22:20| 奈良 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

はんなりなじりあい





最近、売り場のスタッフのお兄さんと京都弁でなじりあうのがマイブームだったりする。



とうとうと京訛りの喋り方をするので、言葉の応酬で負けるのは、癪と思い、返すと、そこそこそれっぽくしゃべれるから不思議だ。



あんたぁそないなこと言うてー


と、小突かれて、



そやかてやで、姐さん、うちかてこないな扱いされたら堪らんわぁ



などと、のたまう。




まぁ言うてること適当なんですけどね。




それよらさっき買ったばかりのアセロラドリンクがない。
最近いつもそう。
posted by nainai at 22:28| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

夜来る客たち





私は仕事が休みの日に、夜8時を過ぎて、携帯電話の瑣末な操作方法を聞くために、家電量販店などには行かない。
もし、そんな時間にそんな方が来られたら、目を合わしてはいけない。












相談された内容に私は、拍子抜けした。


この機械のこの部分をこうしたい。
なるほど、しかしそれは機械の性質上出来かねます。と、答えれば済むかと思いきや、相手は一枚上手だった。



ワンセグ付き携帯電話を買ったのだが、ふとした拍子にTVボタンを押してしまい会議中にテレビの音が響き大恥をかいた。

こういうことが起こらないように、ワンセグ機能が動かないようにしたい、停止したいという要望だった。

停止というのは出来ないので、お客様にそれはできないですねと言いながら、誤操作帽子のためのロック機能について説明した。

携帯電話を開く。
四桁の暗証番号を入れる。
そうしないと、操作できないようにすれば、誤操作はありえないから…安心ですよねと笑顔をふりまく。
笑顔を作るのは難しいが、その流れでいこうと思った。


が、そうじゃなくて。
こっちが言いたいのは、そういうことじゃあないのと言われた。
と、お客様は私の提案を一蹴した。
今度は、お客様は携帯電話を開いてワンセグの起動ボタンを押して、テレビをスタートした。
そして、そのまま置いておくと、テレビは延々と続く。


ほっておいたら、テレビが垂れ流し状態で電池消費が激しいし、嫌だ。
だから、そもそもワンセグの機能が動かないようにして欲しいと言われた。



気が付かなかったら、ずっとワンセグ起動しっぱなしが嫌だとのことだ。
いや、気付くでしょと思った。




複数の機能が入っている携帯電話で、その中のひとつだけ完全にオフにしたいと言われて、困った。

さっきからそれは出来ないと言ってはいたのだが、分からないらしく、それも困った。


携帯電話自体の電源をオフにすれば、ワンセグも電源が落ちた状態になる。
が、電話だから電源を落として利用することなどできない。
だから、携帯電話の電源はついたままでワンセグの機能だけを、電源オフして欲しいといわれた。
携帯電話はキーホルダーみたいにぶら下げるのが、目的じゃないからな。




お客様の希望されている内容を理解するのに時間が掛かった。
携帯電話の電源はついているけど、今はワンセグは起動してない状態というオフ状態ではなく、携帯電話の電源というレイヤーの上にワンセグの電源オンオフがあり、そちらを操作した上でワンセグを視聴出来ない状態にしたい。
ボタンを押せば動くという状態は嫌だとおっしゃるのだ。
いわば、一時停止ではなく完全停止の状態はないのか?いやあるはずだとおっしゃっているのだ。


伝えづらいのだけど、CD-MDが聴けるコンポを買ったけど、CDメインでMDは聞かないからそちらだけ電源をオフにして欲しいって言っているような感じかもしれない。





出来ないよ、と言っても納得してくれず、その問答を40分続け、駄目だと思った。



私は、ふくふくした体の疑り深い目つきだけが陰惨としたおっさんを眼前に捉えつつまるで見ておらず、真っ黒な墨を両手に塗りたくって描いたこれまた真っ黒な空を見つめていた。


私はそんなことどうでもいいじゃない?テレビが誤操作しないようにパスコードロックをかけたし、それで終わりと思っていた。



しかし、お客様はパスコードロックだけでは飽き足らず煩い機能は、元々標準装備にも関わらず外したい、外せないなんておかしいと、血眼に訴える。





瑣末なことだ。
気に留めるなんて、おかしなことだ。



すっかり疲れきっていた。
販売員用のサポート窓口に電話して聞いてもお客様の要望される機能はございませんと言われ、出来ないことを出来ないと伝えているのに、言葉ははっしているのに、聞き入れてもらえないことに憔悴しきっていた。



窓口にも問い合わせましたが、完全停止といったことはできないとのことです。
とは言ったのだが、お客様は顔をくしゃくしゃに歪ませて、何?!全然声が聞こえない!と声を上げた。
お客様の望む内容は出来ないと伝えても通じず、一時間近くわんわん半切れのテンションでいい散らかされて、私の頭の中はグツグツ煮えたぎっていた。

窓口、窓口て、さっきから言っているけど、何?それはどこの団体なの?実際にはどこに電話をしているの?と、言われて困った。
販売員用のサポート窓口なんですけど。
そーじゃなくて、なんなの?と言われて、団体を聞かれても分かりません、私は素直に思ったまま答えた。
何故、そんなことを聞かれているのかちっともわからないし、本当になんという団体かなど気にしたこともなかったからだ。
そうしたら、お客様は烈火の如く怒り、君は所属不明の団体に対して電話をしているのか、仕事上で何かわからん組織に電話しとるのか?と怒鳴られた。
考えてみれば、怒鳴って当然だった。
サポート窓口の回答も納得できるものではないお客様にとってサポート窓口というのも名前ばかりで信用するに足りない。
それはきちんと会社内の信頼のおける部署なの?といったニュアンスで聞いていたのだろう、それを販売サポート窓口以外の名称はわからないですと言われたら怒鳴りたくもなるのだろう。

でも私はその時はそんなことも分からなかった。
どうやら私とこの人とは通じ合わないらしい、気の短いお客様全般そうなのだが、私はイライラさせるのに加担しただけみたいだった。


帰りたい。
もう嫌だ。



この人、てんで…意味不明。
帰るって言い出せばいいのに。
そんなことしか考えていなかった。




結局、出来ないということに対して理解に至ってくれたらしく、メーカー側に必ずお客様要望としてあげてくれと言われた。
そういった窓口はありますか?と言われて、ないとは言えず、一度確認をいたしますと席を外した。


私も、二度とあなたに会いたくないって、運命を司る神様に要望をあげたい。




確認しますと、言いながら、私はバックヤードに隠れ、ひとしきり泣いて、涙を拭いて、お客様の前に堂々と現れ、はい!お客様のご希望通りメーカーの窓口にお伝えいたしますので、ご安心くださいと言った。



全くもって、下らない話だ。

posted by nainai at 10:33| 奈良 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月28日

ipadから更新

いつもiPhoneで更新している。


今日はipadから更新してみた。



うん、あんまり変わらんな。
写真を見たり、映像を楽しんだりするのはこっちなんだけど。
posted by nainai at 01:45| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月26日

なんかの訓練所みたいな職場




なんかの訓練所みたいな職場だなーと思った。


電話も鳴るし、スタッフからもお客様からも呼び止められるし、トランシーバーでも呼び付けられるし、それがほぼ同時で、さらに畳一畳に満たないせまさの空間で人間三人集まって携帯電話を組み立てていたりしてるんだもんな。



結構、頑張ってる方だと思う。
でも、三年続けた仕事だ。
私の浅い偏った知識が唯一活かせる場所はここだけだなと思う。
posted by nainai at 22:27| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月25日

スマホ購入資格認定試験







毎週ペースで携帯電話各社がスマートフォンを発売している、という印象。




一般化していきそうな予感。
そういう流れになるように、仕向けられているとしても、携帯電話を買い替える人はスマートフォンにするか従来の携帯電話のままにするか、選択をする。



ということは、今までは、パソコンのデータを同期させて、仕事で使いたいとか、スカイプ通話がしたいとか、ちょっと出先でエクセル編集がしたい社用メールを閲覧したいとか、明確な目的を持ってスマートフォンを買っていたのだが、そうではなくて、新しい便利ツールとしてそそくさと買う人が出てくる。


いや、出て来ていて、買ってから、じゃあこれで何ができるの?と聞かれる。



あわわわ。




買うなら、目的を持ってから来て欲しい。
最先端の機械を持っているのに、この道具で何ができるかよく分かっていない人がちよいちょい出現している。




彼氏は、スマートフォンを買う前に買って大丈夫な人かどうか試験を受けてもらって合格した人にだけ買ってもらうのがいいと、言っていた。



その通りだとおもう。
posted by nainai at 22:07| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スマホ購入資格認定試験







毎週ペースで携帯電話各社がスマートフォンを発売している、という印象。




一般化していきそうな予感。
そういう流れになるように、仕向けられているとしても、携帯電話を買い替える人はスマートフォンにするか従来の携帯電話のままにするか、選択をする。



ということは、今までは、パソコンのデータを同期させて、仕事で使いたいとか、スカイプ通話がしたいとか、ちょっと出先でエクセル編集がしたい社用メールを閲覧したいとか、明確な目的を持ってスマートフォンを買っていたのだが、そうではなくて、新しい便利ツールとしてそそくさと買う人が出てくる。


いや、出て来ていて、買ってから、じゃあこれで何ができるの?と聞かれる。



あわわわ。




買うなら、目的を持ってから来て欲しい。
最先端の機械を持っているのに、この道具で何ができるかよく分かっていない人がちよいちょい出現している。




彼氏は、スマートフォンを買う前に買って大丈夫な人かどうか試験を受けてもらって合格した人にだけ買ってもらうのがいいと、言っていた。



その通りだとおもう。
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2010年12月11日

同じ台詞




電話帳の転送の手伝いをずっとしてて、脳みそマヒしてきた。


はい、では画面右下にございます矢印をクリックしてください、ありがとうございます。


こちらの画面に切り替わりましたら、暗証番号の入力となります。お客様ー携帯電話の操作用の暗証番号は変更されていますでしょうか?


しばらくして、作業が終わってから。


では、これで店頭でしていただく作業は完了となります。
ご帰宅された後に、こちらのマニュアルを参考にしながら、作業をおすすめください。



て、言うの、内容全部一緒だから、録音しておいて横で流したい。



posted by nainai at 22:14| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月05日

泣き言






忙しい時の忙しさは、半端ない。

在庫の確認をしながら、携帯電話の組み立て作業を依頼されて、パソコンやコピー機の調子が悪いと呼びつけられたり、電話帳コピーの作業をしたり、その一つ一つの作業が、今すぐしないといけなくて、そして一秒でも早く終わらせないといけない。



大量に商品が入荷したときに、別のお客様に呼び付けられて商品を片付けられずにそのままその場を離れた。


その場を離れてすぐ戻れたらいいが、そうも行かずあっちこっち行ったり来たりしていた。


すると、私の上司にあたる人が放ったらかしの商品を見つけて、私を呼びつけた。



そんなときに限って、私は手が空いたばかりだったりして、即座に駆けつける。



なに、商品放ったらかしにしてんねん!ホンマに!
すみませんでした、私は縮こまるように謝り、反論の余地など全くなく、項垂れた。


そして、上司は、小さく舌打ちをして、あほちゃうか、とキツく口走りその場を去っていた。



そしたら、さっきまでいっぱいいっぱいながらも、走り回って作業をこなしていたのに、おかしなくらいに大粒の涙が出てきた。




裏方作業ばかりで、皆から尊敬されたりはないが、むしろ全員にこき使われているのだが、役に立てていると思っていた。
そう思えれば、辛くても働けた。
でも、あれ?
役に立ててなくない?
つか、去り際に舌打ちって、誰に習ったの?



こんなに労力少なく、相手に精神ダメージ食らわせられるなんて、思ってらして?




しばらく泣いたあと、普通に働いて帰りました。





三ヶ月以上前の話。
二回目だったらごめん。
posted by nainai at 21:58| 奈良 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

個人的嗜好情報を即座に入手





携帯電話のような無防備で、賽の目のように個人情報が詰まったツールを常日頃肌身離さず持ち歩くのは、日本人なら当然にしているが自滅行為だ。





メールの設定ができてないとか、お店の会員登録ができないとかで、お客様から問い合わせを受けた。


Safariにつないで、メール設定が簡易で出来るので、すぐに承った。
かしこまりました、ではSafariのページを開いて設定いたしますね、とお客様の携帯電話を受け取った。



iPhoneのSafariのページを開き、即座にブックマークを開こうとして、既に開いているページタイトルを見てしまった。


スワッピング、人妻に欲情した男どうのこうの、とハンマー級の攻撃力に、硬直する私。




すぐ設定できますので!と、慌てふためきながらお客様と目が合う。


40歳手前のおじさんだ。
疑い深そうな目でじとっと見られ、粟立つほどの気持ち悪さを覚えた。



ものの数十秒で設定を終え、後はお店の会員登録はお店の人とやってください!と、お店の人に引き継いで私はその場を去った。





なんで、初対面で名前も知らないおっさんの性的嗜好だけ即座に知らされるんだ、こんなんキツすぎるやん。。。




もちろんブックマークマークもきっちりエロサイトが詰まってました。





あばばば。


posted by nainai at 10:24| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月01日

なんの根拠もないけど


職場の女の子たちから嫌われているような気がする。


なんの根拠もないけど、それが払拭出来ない。



posted by nainai at 23:22| 奈良 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

怒られた



お疲れ様です。
電話です。


なんか怒られちゃいました。
なんで、怒ってる人ってこんなにやりにくいんでしょうか。
疲れちゃった・・・。



感情とかなかったらいいのに、楽しくなくていいから悲しいことが起こらなければいいのに。
posted by nainai at 19:38| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月29日

次のプロポーズについての考察




あまりにも、失言が続くので、止めようと思ったが、とどめの言葉に、私は言葉を失った。



次のプロポーズはどうするんですか?と、茶化すような笑顔で、女の子は、既婚者の中国人スタッフに問い掛けた。


ロマンチストを自称する中国人スタッフの張さんの、一回目のプロポーズはディズニーランドの夜空に煌めく花火の下、指輪の入った小箱を両手に掲げて膝をついて、絵に描いたような求婚をしたそうだ。

プロポーズは受け入れられたものの、後でフられたらしい。


そのあと、北京で知り合った日本人女性と結婚し、今はその人と子供を成して日本で暮らしている。



どんな風に、なんてプロポーズしたんですか?と、興味津々といった感じで、古場くんという若い男の子は張さんに質問を浴びせかける。


なんでフられたんですか?
名前が変だから(笑)


失礼な、と張さん。

確かに、日本人からしたら、漢字一文字の名前なんかヤだ。
でも、張さんの名前は中国人のありふれた名前だ。


そのあとも、古場くんは面白半分に張さんに質問をし続けた。


失礼な、ちょっとそれは・・・。と、張さん。
確かに、失礼で、人を小馬鹿にしたような質問ばかり。
張さんは、私の方を振り返り、ちょっと失礼じゃない?と、言った。
冗談にしては、酷い。
冗談でも、気の短い人なら怒鳴り散らかしているだろう。


そして、最後に古場くんの質問の嵐に乗じて女の子が、次のプロポーズはどうするの?なんて、言っちゃったわけだ。




次なんてないよ、といつもの張さんらしく、抑揚のない声で返したが、多分怒り心頭といったところだろう。



次のプロポーズなんてないよ、という言葉に、ようやくみんな悪ふざけが過ぎたことに気付いたようで、急に勢いが削がれて、その後の、もし次があれば海辺で貝拾いをしながら、指輪を掘り当ててプロポーズしたいという張さんのロマンとチープさのあいまった内容をささやかに笑って、休憩中の談笑は締めくくられた。





私は立ち上がって、失礼過ぎないかと怒鳴りたかったが出来なかった。
でも、それをしなかったせいで、張さんと、休憩室で会う度に、ほっとした気分になれる仲ではなくなってしまったような気がした。

posted by nainai at 21:45| 奈良 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

明日と今日との差異




今日みたいな明日がきて、明日と同じ昨日を思い出して、先週も先々週も違うことなんてひとつもなくて、明後日もその先も来週も来来週も代わり映えしないことが容易く分かってしまう。


時間が止まればいいのに。



どうして、同じと分かっているのに、昨日も今日も何とか一日を乗り切れたのに、明日を乗り越えれる可能性を肯定できないんだろうか。



posted by nainai at 22:45| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月12日

9番目のお客様


 
 
 
 
 クレープとか、9番とか、お客さんからの苦情をこう言う。

 クレームというのは、言う分には正当な意見だが、言われる分には不当な嫌がらせのように扱われる。



 全体として、把握しているわけではなく、クレーム内容のメモ書きを見た。


 当店スタッフからの提案で、別の家電量販店でルーターを一個買ったが使えなかった。
 そのあと、別のルーターを購入し使えたと、ただルーターを買ったほうがいいよという提案の元、購入した。使えなかった分のルーター代金を立て替えて欲しいという内容だった。




 それ、ルーターを購入した店の責任ではないのかな?とも思うのだが。
 
 お客さんの意見は、良く分かる。
 通信機器に詳しい携帯電話販売員が提案したが故に購入した、プロの意見を信用し購入したわけだから、責任を取って欲しいと。
 そうじゃなきゃ、素人相手に商売をするなということなんだと思う。


 無知を棚に上げるのも、無知であるが故に、販売員という立場や職業や話し振りなどで信用した自身の判断力の甘さを考慮に入れないのも、私は、自己責任なのだろう、と思ってしまう。




 どうなったんだろうか、知らないけど。




 そういえば二ヶ月ほど間にこんなことがあった。
 「チラシ掲載の商品はまだあるか?」と。



 この店に努めて、数ヶ月経つけど、チラシは知らないわぁ・・・のないないだった。
 いつもは、携帯電話の売り場から出ることはないのにそのときはたまたまPCコーナーを出入りしていたから、そういった質問に出くわしたし、そういえばチラシ知らないことに気付いた。
 ひどい雑な仕事っぷりだ。
 



 SDカード2GBがなんと、1万枚限定500円とのことらしい。
 レジのスタッフに聞きに行くと、びっくりするぐらいにぶっきらぼうに、「あぁ、完売。一個もない」と返された。


 お客様に、その旨を伝えると、なんで1万枚も用意してるって書いておいて、一個もないねん!とどやされた。
 1万なんて嘘だと思うが、私は頭を垂れて謝った。
 それに隣町の電気街なら同じ商品が380円、いつでもこの値段だからと提案しそうになったが、私は口を塞いだ。


 また、チラシ掲載されるのを待ってください。
 ここはそういう世界で、そういうお客様がご来店されるんですよね。
 存じ上げております。



 まぁ私も、何を知っているというわけじゃないけど。
 ここ3年くらい発売されている携帯電話を見れば、型番言える。犬の犬種もメジャーどころは分かる。2ちゃん語、メジャーどころ分かる、くらいかな。


 
posted by nainai at 09:20| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

人見知りのみぞ知る





携帯電話なんかみんながみんな持っているのだから、もう売れないよと思いきや、売れるところでは売れる。



私は一日で40台携帯電話が売れる店舗にいながら、契約したことがない。



久しぶりにお客様に捕まってしまったのは、多分彼女が開口一番に解約したいと、いったからだ。

やはり、三年も携帯電話ばかり売っていると、解約と聞いてしまうと、引きとめたくなるし胸が痛む。

あと、他社に乗り換えるからとか、なんらかの継続利用のない、ただの解約は大きな裏があるのが常だ。


気になるは、なる。



若い夫婦で、子供は生後五か月。
話を聞いていると、解約の必要はなく、別提案をし、そのまま機種変更の話になった。


小一時間、携帯電話の買い方や特典、機能やらを説明し続けた。




一人のお客様との対話は楽だ。というか、比較的マシ。
でも、人数が多いとあっちもこっちも喋るから、気疲れする。
さらに、おさない子供がベビーカーで飲み物を飲んでおとなしくしているものの、いつ泣き出すか、しんどくなっていないだろうかと、気になる。
さすがに小さな赤ちゃんだったので、ぐずり出してすかさずお母さんがひょいと持ち上げる。お尻をぽんぽんとする。
不細工感もほどほどに、しかし可愛らしい赤ちゃんだった。
ぐずぐずと泣きすすっていたのだが、赤ちゃんは私をその小さな双眸にとらえた途端に、歓声のような黄色い声を上げて笑顔になった。


お父さんが子供の頭をなでなでして、お母さんは首を傾げて子供を眺める。


よくある幸せな家庭だ。
ありきたりな感じはするが、私は劣等感に飲まれないように笑顔を保った。
羊飼いの弟を羨む兄のように、眺めていたのだと思う。



可愛らしいですね、全然人見知りしないんですねと、私はなるべく定番の言葉を並べた。

お母さんは少し困ったような顔で、恥ずかしそうに、本当は凄く人見知りするから今日はどうしちゃったんだろうと、笑った。



今日はご機嫌なのかな?




でも、あれ、こういうこと前にもあった。
同僚のようこちゃんの赤ちゃんのときや、臨海学習のアルバイトのときに小学生の世話をしたときなんかにも、子供たちは人見知りなんかしないやろ(笑)くらいに、私を、人見知り対象にしない。


どうやら私は子供にやらた敬遠されない、というか懐かれるたちらしい。





母性?
真性の癒し系キャラ、ないない?


だったらいいなと思ったんだけど、帰り道、気付く。


子供は概して、人との距離感や関係の築き方に戸惑いたじろぐが、それを感じさせないエアー感が私にはあるということは、つまり、人として、扱われていないのではないだろうか。


観察対象が人じゃないから、人見知り対象にならないのかな?


人見知りされないのも、ちょっと悲しいな。
私、人ですからね。
よく、人間つか、ないないという珍種の生き物って感じと言われますけど、人だからさ。










posted by nainai at 22:54| 奈良 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

熱いトナー




トランシーバーで呼びつけられる。
充電器はどこ?同意書とってきてー


だいたい備品がどこにあるかわからない、在庫が分からない、必要なものをとってきて欲しいとか、そんなのばかりだ。





誰でもできる内容だけど、私の仕事として全分配されている。




トナーどこー?

私は、トランシーバーを掴んで場所を伝える。
でも、トナーの箱が変わったからわかりづらいだろうと、顔を出した。


島田さんがトナーどれ?みたいな顔をこちらに向ける。

あれですよ、というと、島田さんは箱を開けてトナーを取り出した。


そして、こちらのトナーは廃棄でと、私に渡した。
トナーはプリンター内部から取り出したばかりで熱いから気を付けてと、言われ、トナーって熱かったけな?と受け取る。



新品のトナーに対し、プリンターから取り出した廃棄トナーは一回りもふたまわりも小さかった。


島田さんが訝しげな顔、そのあと、新品のトナーは
型番が違うのでは?と言った。


そんなことはおこらないはず。
社内で登録用に使うプリンターは統一している。
皆、
型番も知らず、ストックがなくなつたら、事務所のお姉ちゃんにメールをする。
トナー一個送ってくださいと。
だから、お互いに間違えようがないのだ。



島田さんは、所謂デジタルおたくで、iPhoneのことや、パソコンの操作上のトラブルなんかにも強い。



だから、まさかとは思ったが、私はトナーが違うと言い出す彼に聞いた。



もしかして、この廃棄トナー、プリンターの
背面から取り出しませんでした?と。


トナーはプリンターの正面の厚いふたをあけた、手前に設置されているのだ。



島田さんは、トナーとサイズが若干近い黒いごつごつした塊を引っ提げてトナー交換に参ったのだ。



これ、トナーやないです。




といったときの、島田さんの顔。

にやりと笑い、知らん教えてと言った。





パソコン関連の知識には自信のある島田さんがトナーがどれか分からないのだから、他のスタッフに業務外の瑣末な作業が出来るかも?やってくれるかも?と期待するのは、全く夢物語そのものだと言えるだろう。




私にもできることがあると、胸を張るべきなのか、私がやるから皆が瑣末な作業を放り投げるたちになるのか、分からない。



でも、まぁこの調子なら私が廃棄品になるのは当分先だと思う。
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2010年07月16日

雌伏するとき




毎朝、欠かすことなく、仕事の前に必ずお目にかかる羽目になる。



劣勢に陥った状況で素直に負けを認め、相手に抗うことをやめて、ただひれ伏すことを雌伏という。


まさしくそうだ、と思った。
両手を擦り付けるように地面に置いて、上体をそらせて、尻を突き出している。


ひどく扇情的で、でもって、下品だ。



朝から私は雌伏するその身体を眺めながら、もう彼女を抹消して欲しいと願う。


気になって仕方ない。

どうして、あんな惨めったらしい格好で道に捨てられているのか。



何故、なんだろうか。

誰もなんとも思わない?


私は雌伏する彼女を見ると、いたたまれない。
誰か彼女を拾ってやって欲しい、そして匿って欲しい。
それが出来ないなら、捨て去られた彼女には相応しい場所、市のゴミ廃棄施設に持っていって欲しい。




前輪だけ取るなら、後輪も取れ、そして、道端にほっておくな。





image-20100716225317.png
posted by nainai at 22:55| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

涸れた声




売り場スタッフの女性陣は実に華やかだ。

学校なら、教室にひとりかふたりは美少女がいて、高嶺の花。
妖怪人間が潜入中?ばりに際どい女子もいたりするものだ。


でも、うちの店の女性陣は違う。
みな、可愛らしく美しく、私はただただ見惚れてしまう。



先週の金曜日に、ボブカットですらりとした背格好、アーモンドのかたちのくりくりの目をした、美人の中田さんが顔面の下半分をマスクで隠して出勤してきた。
おはよー、というと、声をひそめておはようございますと、かすれきった声を出した。

声が出ないらしい。
小声より大きい声をあげようとすると、かすれきった息が漏れ、激しく咳き込む。



職場で体調不良や風邪を訴えられると、煩わしさ以外に何も思わないが、こんなに若くてかわいい女の子が苦しんでいると、憐憫の情に呑まれていたたまれない。



翌日、彼女は小声すら発せられなくなっていた。
そして、翌々日には掠れた小声を出すものの、容姿とちぐはぐなガラガラのおっさん声をひり出すので、みながしゃべらない方がいいと口を揃えた。



健康を気遣っているのもあるが、私は驚いて呆気に取られるので声をあげないで欲しかっただけだ。


ようやく丸一週間がすぎ、彼女の声も戻ってきた。
少し掠れた風合いだが、声質は以前に近いところまで回復した。



昨日は、休憩時間が中田さんとかぶったので、食堂でご飯を食べながら2人でしゃべっていた。
携帯電話の受信メールが業務連絡とその応答でほとんど占められていると、中田さんは笑った。
さらに、私のメールボックスね、すごいですよとにやけ顔ですりよってくるので、携帯電話のディスプレイを覗き込むと、川上さん からのメールが尋常じゃなく連なっていた。


仲良しなんだそうだ。


川上さんも勿論かわいい女の子だ。
ふわっとしたゆる巻きのショートヘア、フランス人形のような光彩の目と小さな頤。



でもね、中田さんは続けた。川上さん、私に電話するの我慢してるんです、と。



早く中田さんの声が治るように、電話をしたいけど、声が悪いときは電話を我慢してるんですよー川上さんてかわいいでしょー!




健気で可愛すぎて、心がほかほかしました。

私もそんなんしたい笑。
posted by nainai at 10:07| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事とケータイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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